願書記入の成功例・失敗例


小学校受験で提出する願書って実際のところ、先生方にどれくらい読んでいただけるんだろう?と思っていませんか。

 

皆同じような事を書いているんだし…とか。

 

たくさんの願書の中で、ザッと読んで流されるもの、オッ!!と目に留まるものがあるんですよ。

 

小学校を受験する際の願書は、一生懸命育ててきた我が子をアピールする最初のチャンスです。また、親の姿勢を伝えることが出来るチャンスでもあります。

 

 

 

先生に興味を持ってじっくり読んでいただける小学校の受験対策に有効な願書の書き方を説明します。

 

 

<最初に振り落とされるもの>

★字が丁寧でない

 

親の姿勢がいい加減と捉えられます。

 

有料の代筆まで頼むことはありません。楷書で一文字一文字丁寧に、字の大きさを揃え、改行箇所に気をつけて書けば良いです。

 

プロが書いた美文字でなくても、この方が誠意が伝わると思います。

 

 

★空白が多い

 

記入スペースを二行以上残してしまうのも、熱意に欠けて見えます。書きたい内容は同じでも、言い回しを変えたり、深く掘り下げたりも出来ます。

 

記入スペースが相当ある場合は、会話文やエピソードを入れるのも良い工夫だと思います。

 

 

★更に勝ち残るには

 

写真は顔がわかれば良いというものではありません。スナップではなく、写真屋さんで撮ったものを使用しましょう。

 

受験当日に着る服装で撮影してもらいます。こうして準備をすることで、子どもにも本番の意識づけになります。

 

受験用と言うと、やはりプロは上手です!利発そうに明朗そうに撮ってくれるものです。

 

写真屋さんが相当上手だったのか、息子は写真映りがとても良く、これは先生ウケするだろうとかつて私はほくそ笑みました。本人も満足していて、こんな事も自信につながるのだと思いました。

 

 

★長所短所の書き方に心配り

 

ここは受験者どうし似てくるところだと思いますが、少し気をつけるだけで印象は随分変わります。

 

長所を「明るい性格」とだけ書いているものと、「家族が疲れていたり沈んでいる時などは、心がけて楽しい話をしてくれたり、お手伝いをしてくれる、明るく優しい性格です。」と書いているものとでは、その差は歴然ですね。

 

 

短所も同じで、「頑固な性格」と書くよりは、「一度決めたら周りが何と言ってもこだわる面があり、頑張り屋でもあるのですが、時に頑固な一面でもあります。」と書くと、マイルドな印象になります。

 

短所はネガティブに書くのではなく、一見短所だけれども長所に変えられるという要素を伝えましょう。

 

 

★志望理由は勝負どころ!

 

ここも受験者全員が美辞麗句を並べて似てくるところですが、差をつけられるところでもあります。親が(両親が)しっかりした教育方針を持っていることを示しましょう。

 

何事も最後までやり遂げる子になって欲しい…

 

他人の気持ちを思いやる子になって欲しい…

 

目標を持ち自ら努力し周りと協力できる子になって欲しい…

 

などあると思いますが、その思いと御校の教育方針がとても似ているので通わせたい、というふうに書くととても説得力が感じられます。

 

志望している小学校の行事を見学して、在校生の姿を見て、そんなエピソードを織りまぜながら、ここしかないんだという気持ちをアピールすれば、必ずその熱意は伝わります。

 

小学校受験は願書提出からテストはスタートしています。高得点を持って当日に臨めるよう、最高の願書を作成してください!

 

 

出典: いくしえあ

 

よくある失敗

 

・記入目的からずれている。・・・小学校からよく聞く話です。あれもこれもアピールしたい!と欲張って記入しる保護者がいるそうでず。そして学校側が書いて欲しいことから逸れてしまい、まとまりのない文章になってしまっていることが多々あるそうです。これを防ぐためには、下書きして、他の人に読んでもらい、自分が伝えたいことがちゃんと伝わっているか、欄の目的から外れていないかを確認してもらいましょう。

 

・志望理由が明白でない。・・・なぜ志望したのかがいまいち分からない。・・・前述したとおりです。良くあることです。こういう家庭には面接で一から詳しく聞きなおさなくてはならず、ただでさえ短い面接時間を有効にに使いきれないそうです。注意して下さい。

 

・文章が長すぎる。・・・これも前述の通りです。だれでも一文が長い文章は読みづらく、何より理解しにくい筈です。簡潔にそして分かり易く、を忘れないで下さい。

 

 

体験談

・私たちは、宗教に違う学校を受験しました。

一見、まったく違う方針のように思えますが、2つの学校の基本的・根本的な精神が近いものがあるということが、志望校に決めたポイントでした。

 

例えば、教育の方針や外見的なこと、全体的な雰囲気はまったく違うのですが、どちらもやさしさを大切にする、躾やお行儀に厳しい、という点で根底が近いものがありました。

 

いろいろな学校を見学していると、学校全体の雰囲気や先生方の方向性、規律などが見えてきます。またなんとなく子どもに合いそうな、またはこんな風に指導していただきたいなぁというような指針が見えてきました。

 

基本的な部分が近いものがあったので、言い回しなどは違いますが、志望動機もほぼ同じです。

 

子どもに関すること(長所、短所、将来の子ども像、どんな子供など・・・・)や家庭での躾、教育方針は一貫していたので、少しだけ学校によって言い回しなどを変更するだけで大丈夫でした。